北海道ならではの「森の幸」エゾシカ肉を食べよう！

エゾシカは「森の幸」

　サケと並ぶ貴重な食料としてアイヌの人達に親しまれてきたエゾシカ。明治初期の北海道では、開拓使がシカ肉の缶詰工場を造り、海外にも輸出していました。
　このように、エゾシカ肉は、昔から食材としての価値が認められていました。エゾシカ肉は、北海道にとって、”森の幸”ともいえる大切な食材であり、自然の資源なのです。

エゾシカを食べて北海道の森を守る

　エゾシカは明治の初めに乱獲や大雪の影響を受け、一時は絶滅寸前になりました。その後の保護政策により数が急増し、平成２２年の推定生息数は、北海道全体で６５万頭、根室振興局を含む北海道東部では２５万頭といわれています。
　増えすぎたエゾシカにより、農作物に対する被害や自動車との衝突など私たちの暮らしに大きな被害が及び、また、樹木の皮や希少植物を食べるなどして森を荒らすなど自然環境への影響もあります。
　エゾシカによる問題を解決するには、増えすぎたエゾシカを捕獲し、数を適正に管理することが必要です。
　エゾシカを北海道の貴重な資源ととらえ、私たちがエゾシカ肉をおいしくいただくこと。それが北海道の豊かな自然環境や私たちの暮らしを守ることにつながります

エゾシカのお肉はとてもヘルシーな食材

　エゾシカのお肉は栄養価に目を見張る特徴を持っています。
　まず１つは、鉄分（Fe）が豊富であるということです。エゾシカ肉には、牛のレバーやかつお、くろまぐろなどと比べて、鉄分が多く含まれています。鉄分が不足しがちな女性には、特にオススメの食材です。
　そしてもう１つの特徴が、脂質の低さです。エゾシカの赤身肉に含まれる脂の割合（資質割合）は、四季を通じて１～３％で推移しています。一方、牛サーロイン肉の脂質割合は40％を超えます。普段の食生活で脂質を摂り過ぎてしまいがちですが、牛肉や豚肉からエゾシカ肉に置き換えると、それだけで脂質とエネルギー量（カロリー）の摂取を大幅に抑えることができます。
  なお、エゾシカ肉は、脂の固まり出す温度が豚肉などよりも少し高く、冷えてくると舌触りが気になることがありますので、エゾシカ料理は、温かいうちに食べるのがポイントです。調理の仕方をしっかり学んで、おいしくヘルシーにいただきましょう。

 
★根室振興局管内でエゾシカ肉を食べられるお店はこちら！

上記施設は、北海道の認証施設から原料（エゾシカ肉）を購入している店舗です。
当ホームページへの掲載希望の販売店がありましたら、環境生活課（０１５３－２４－０２８９）まで連絡下さい。
（掲載の希望に沿えない場合もありますので留意下さい。）

エゾシカのお肉をお家で食べよう

　ご家庭でもエゾシカのお肉を食べてみませんか。
　簡単に料理できる実演動画を北海道庁公式サイトの北海道庁インターネット放送局「Hokkai・Do・画」で公開していますので、料理のご参考にご覧ください。

　○ 根室ディア（エゾシカ肉）の簡単赤ワイン煮　⇒　動画はこちらクリック

　○ 根室ディア（エゾシカ肉）のチーズはさみステーキ　⇒　動画はこちらをクリック

★自宅でエゾシカ肉を楽しみたい方はこちらのお店で購入できます。（R３.３.31現在）

上記施設は、、エゾシカ肉を衛生的に処理している北海道の認証施設です。
当ホームページへの掲載希望の販売店がありましたら、環境生活課（０１５３－２４－０２８９）まで連絡下さい。
（掲載の希望に沿えない場合もありますので留意下さい。）

 
エゾシカ関係リンク（一部外部リンク）

     
　北海道環境生活部環境局エゾシカ対策課
      
　北海道経済部食関連産業室
      
　北海道根室振興局「ねむろ食と観光情報」
     
　社団法人エゾシカ協会