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ホーム > 産業振興部 > 根室農業改良普及センター >  根室農業改良普及センター技術情報 サイレージ用とうもろこし栽培技術の探求


最終更新日:2018年6月27日(水)

根釧地域におけるサイレージ用とうもろこし栽培技術の探求                  
                            
(2009年1月)
                                    中標津地域班

 近年、サイレージ用とうもろこしの作付け面積が増加すると同時に、栽培技術に関する情報の要望が高まり、より有効な栽培方法などの技術の確立が急務となっています。
 普及センターでは、すでに作付けしている生産者・関係機関と連携し、調査・検討を行っています。
 
 

1、狭畦栽培の収量性向上・前処理の検討

 極早生品種で、より収量性を確保するため、前処理方法・播種割合などを検討しています。

画像狭畦栽培(専用播種機)
狭畦栽培(専用播種機)
畦幅55cm株間17cm=1万本/10a

画像簡易耕(ディスク+ローラー)による狭畦栽培

簡易耕(ディスク+ローラー)による狭畦栽培

 

 2、交互マルチの収量性を調査(2圃場)

 マルチ栽培にて半分のみを無マルチで行った場合の収量性の調査を行いました。

画像交互マルチ栽培の様子 
交互マルチ栽培の様子

 表1 交互マルチ栽培の収量比較
表 交互マルチ栽培の収量比較

 
 
 3、H20年産サイレージ用とうもろこし現地試験

JA中標津・家畜改良センター十勝牧場・各メーカーと連携し各種試験を行っています  
 
 ○実証展示試験(家畜改良センター十勝牧場・JA中標津)
   根釧地域向け品種「ぱぴりか」他3品種の実証展示。 

73日クラスで黄熟期を迎えています 
図1 実証展示圃収量データ(乾物収量・TDN収量)(9月24日収量調査)

表2 実証展示圃収量データ(9月24日収量調査)

品種 

ぱぴりか 

LG3215 

クウイス 

39B29 

熟期 

 糊熟後期 糊熟中期  黄熟初期  糊熟中期 
乾物収量(kg/10a) 

1,192 

 1,326

1,309 

 1,239

TDN収量(kg/10a) 

 855

 931

 930

 867

※(9/24 熟期は改良センタースコアによる) 

 ○品種比較試験
  中標津町での適性品種を選定するため、73~85日クラスの11品種で比較試験を実施。
 
○施肥試験
   肥料の適正施用量(作条施用で0~80kg)の検討。
 4、定期作況調査 (期間:5月15日~10月15日)
 普及センターでは、毎月1日と15日に定点のサイレージ用とうもろこしの生育について調査をしています。昨年度から露地栽培も調査しています。

表3 参考 普及センター北根室支所管内 H20年産サイレージとうもろこし収量調査結果

 

現物収量
(kg/10a) 

現物雌穂重
(kg/10a) 

総体乾物率
(%) 

乾物収量
(kg/10a) 

TDN
(%) 

TDN収量
(乾物)
(kg/10a) 

 H20年マルチ平均

6,372 

1,401 

21.3 

1,359 

69.0 

937 

 マルチ平年値

 5,328

1,439 

25.3 

1,348 

69.7 

939 

 H20年露地平均

 5,569

1,232 

21.6 

1,201 

68.7 

826 

根室農業改良普及センター北根室支所 調べ
※北根室支所管内該当町村:中標津町、標津町(羅臼町は作付けなし) 

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