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最終更新日:2018年7月31日(火)


根室農業改良普及センター営農技術情報 平成22年10月


来年に向けた秋の施肥管理について  (平成22年10月)

 翌年の良質粗飼料確保にむけ、秋の草地管理を適切に実施することが重要です。経済的施肥と収量確保の両立のため、適切に実施してください。
 

(1) 早春代替施肥としてのふん尿散布

 チモシーは秋施肥の効果が低く、 

早春の萌芽期に散布した方が効果的です。しかし、土壌凍結が抜けにくく、早春施肥の難しい当管内では、ふん尿を散布することで春先の生育促進効果が得られます。

散布時には、翌年の減肥に向け、各ほ場への散布量(肥料成分量)を概ね把握しておきましょう(表1参照)。

散布後、堆肥の固まりが裸地を作るので、「パスチャーハロー」などで粉砕します。

散布時期は、翌年の利用効率を落とさないため10月末までに終了します。

表1 ふん尿1tあたり肥料成分換算表

 

 牧草に供給される養分量(kg/t)

 窒素

 リン酸

 カリ

 堆肥

 1.0
(0.5)

 1.0

 3.0

 スラリー

 2.0

0.5 

4.0 

 尿

 5.0

 -

 11.0

 ※( )内は堆肥の昨年施用の残効分。
        堆肥を連用して施用する場合、前年からの持ち越し分として付加して計算します。

(2) 雑草対策

ギシギシ類の秋処理は、2番草の収穫後、葉の大きさが手のひら大に生育した時期に実施します。

しかし、気温が低くなると葉面からの吸収が低下しますので、降霜後の散布は行わないようにします。

マメ科のある草地には「アージラン液剤」を、マメ科のほとんどない草地には「ハーモニー75DF水和剤」を推奨します。

散布後、アージランは7日間、ハーモニーは21日間放牧や採草は出来ませんので、注意して下さい。
(農薬の使用方法は平成22年10月現在のものです。最新の情報は、普及センターにお問い合わせ下さい)


(3) 石灰資材の追肥

 経年草地には、pH5.5を下回らないように石灰施用が必要です。石灰の施用効果は、酸性矯正の他に、微生物の繁殖、有機物の分解促進もあげられます。化学肥料などによる酸性化等を矯正する量は、年間30~40kg/10aです。


(4) 草地表層の物理性改善

 近年、大型機械の利用等により草地の表層が硬くなり、特に取り付け付近の出入り口に、際だった植生の悪化が見られます。ふん尿や石灰散布と併用して、「リノベータ(写真1)」、「軽デスクハロー」などを利用し、表層の通気性改善対策をこの時期に行いましょう。

 リノベータ

写真1 リノベータ (刃が土中に入り込んだ状態)

表2 各種作業の実施推奨時期各種作業の実施推奨時期

  詳しくは普及センターまでお問い合わせください。

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