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最終更新日:2012年2月15日(水)


根室農業改良普及センター営農技術情報 平成23年12月


子牛の寒さ対策は万全ですか?  (平成23年12月)

これからの時期は気温が低下し、夜間は冷え込みが厳しくなります。寒さや極端な温度変化は牛にストレスを与えます。特に子牛は寒さの影響を受けやすく、「寒さ対策の優先順位が高い」と言えます。子牛の飼養環境について再確認し寒冷ストレスによる成育のロスを減らしましょう。

 

1 子牛が寒さを感じるとき 

 

○体に冷風があたる(そのとき、牛体が濡れている)

 体に冷たい風があたると体温が奪われます。牛体が濡れている場合は気化熱の影響が大きくなり、体温のロスがさらに多くなります。また、被毛が寝た状態になるため、体表面に空気を含むことが出来ずに断熱効果が低下します。

 
○冷たいものに触れる、冷たいものが近くにある
 金属やコンクリートなどの冷たくなり易い素材(FRP製のカーフハッチなども意外と冷たくなり易い)がある場合、直接触れたり、その近くにいるだけで寒さを感じます。

 

2 寒さ対策の基本

寒さ対策は次のことが基本になります。 

 
  • 冷風を体に直接あてない 
  • 体を濡らさない
  • 冷たいものに触れさせない
  • 自分の熱を逃がさない
 
 

3 寒さ対策あれこれ

寒さ対策は農場の施設や管理体系によって様々です。作業性なども考慮して対策を講じましょう。

  •  敷料を増量することによって保温効果を高める(腹を冷やさないようにする)(写真1)
  •  敷料の交換回数を増やすことによって常に乾いた環境をつくる

 豊富な敷料に潜り込む子牛
写真1 豊富な敷料に潜り込む子牛

 

  •  段ボールなどで風よけを設けて冷気を遮断する(写真2)
  •  シートで空間を狭くして熱を逃がさないようにする(写真2) 

ブルーシートや段ボールで囲う
写真2 ブルーシートや段ボールで囲う

 
  •  防寒ベストやネックウォーマーで保温効果を高める(写真3)

ネックウォーマーで首を冷やさないようにする
写真3 ネックウォーマーで首を冷やさないようにする

 
  •  可動式の天井で空間を狭くして熱を逃がさないようにする(写真4)
  •  遠赤ヒーターなど暖房器具を利用して保温する(写真4)

天井+遠赤ヒーターで寒さ対策
写真4 天井+遠赤ヒーターで寒さ対策

 

4 換気も忘れないで!

 どのような寒さ対策においても気を付けなければならないのは「換気を妨げない」ことです。
 冷気を直接牛体にあてないようにしながら湿気や臭気、ほこりを外へ排出することは呼吸器病などの疾病予防の面からも極めて重要です。

 冬期間は施設を閉め切りにしがちですが、日中の比較的暖かい時間は施設を開放して換気を十分行うなど、新鮮な空気の確保にも注意を払いましょう。

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