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最終更新日:2018年9月21日(金)


根室農業改良普及センター営農技術情報 平成24年3月


早春から始める「ほ場管理」  (平成24年3月)

今回は、早春から始める「ほ場管理」について説明します。
 

1 管内のほ場作業の状況について

 

 図1に、管内の牧草生育と農作業状況を示しました。

牧草の生育は、気温が上がり始める4月下旬が萌芽期になります。

  グラフ1 管内の牧草生育と農作業状況(1番草のみ)

図1 管内の牧草生育と農作業状況(1番草のみ)

 

○施肥のポイント

チモシーは、萌芽期に施肥すると1番草の出穂茎数が多くなり、乾物収量が最大になります。

平年値では萌芽期(4月26日)から、施肥期(5月8日)までの12日間が改善できるポイントです。早春施肥は、草地にトラクターが入れるようになったら、なるべく早く行いましょう。

また、スラリーの早期散布は、増収効果に加え、原料草への異物混入減少につながります。スラリーは、足のくるぶしまで草が伸びないうち(草丈20cm内)に散布を終わらせるよう準備しましょう。

 

○1番草の収穫開始時期のポイント

適期施肥・糞尿散布を早めることで、1番草の生育が順調にすすみ、収穫作業を早めることができます。チモシー主体草地で栄養収量が最大となるのは「出穂始~出穂期」です。その結果、収穫適期は「出穂始前の穂ばらみ期~出穂期」で、14日間程度あります。平年値では、収穫始めが6月24日となっていますので、適期に収穫作業を行えるよう早めに準備を進めることが必要です。

事前に資材の発注、ほ場取付道路やサイロ周りの整備、作業機の点検・準備を計画的に行いましょう。

 

2 「ほ場図」を作成して記録する

  画像図2 ほ場図

図2 ほ場図

 

現地で、草地管理が上手な農場にほ場図(図2)を見せて頂いたところ、一枚のほ場図には、我が家のほ場データがぎっしり詰まっていました。

ほ場管理は、作業だけでなくデータとして管理・蓄積することが重要で、

  • 植生や飼料分析結果を反映した施肥
  • 効率よく間違いのない作業の実現
  • 収量や成分の改善によるコスト削減につながります。

 
 

○ほ場図作成のポイント

  1. ほ場の航空写真を薄目(カラー)にコピーします。
  2. 我が家のほ場を区別するためにマジック等でなぞります。このとき道路と、ほ場の取付等を記入するとさらに便利です。
  3. ほ場名、面積、採草地等利用区分を記入してほ場図の原本が完成です。
  4. ほ場図の原本をコピーして、施肥や家畜糞尿散布、植生タイプ(図3参考)、更新年など、気がついた情報をメモします。こうすることでデータの管理と蓄積ができます。
  画像図3 草地のマメ科率区分による植生タイプ

図3 草地のマメ科率区分による植生タイプ

 データに基づいたほ場管理と、ほ場作業スケジュールを決めて、良質自給飼料の確保に努めましょう。

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