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最終更新日:2018年6月27日(水)


根室農業改良普及センター営農技術情報 平成25年1月


ミルカーの管理  ~調圧器~ (平成25年1月)

 

 ミルカーは毎日使う機械で、酪農経営の中でも一番稼働率の高い収穫機械です。ミルカーの不調は、産乳量低下や乳房炎増加の原因となり、酪農経営に大きく影響します。

 

ミルキングシステム全体の真空圧を調整している調圧器は、ミルカーの中でも重要な部分です。

常に正常に作動するよう管理していくことが重要です。

真空ポンプ作動後、設定真空圧に達した時点からスムーズに空気の流入音が発生し、搾乳作業が開始されるまで、一定な流入音を発していることが重要です。流入音に乱れや周期的に変動する場合は、調圧器の汚れの可能性が有ります。

 

清掃されていない調圧器
写真1 清掃されていない調圧器

 

○ 調圧器の清掃

 

調圧器は、通常、真空圧を調整するために常に空気を吸っています。そのため、設置場所周辺の汚れも吸い込んでしまいます。オイルやホコリが付着し機能が失われないように、定期的な清掃が必要です。

冬期間は換気不良となり、更に汚れがひどくなる場合があるので注意しましょう。

写真2のサーボ式調圧器は、オレンジ色の部分を取り外し、重錘部分の汚れを柔らかい布で清掃して下さい。汚れが酷い場合は、オレンジ色の部分に水が掛からないように水洗いします。

 
 サーボ式調圧器

→柔らかい布で洗浄→ 

洗浄後 

写真2 サーボ式調圧器 

   
 

スポンジ状のフィルターは、コンプレッサーなどを用いて、エアーで吹き飛ばし清掃します。

 

写真3の調圧器は、センサー部と調圧部が分かれているタイプ(セパレートタイプの調圧器です。このタイプの調圧部は、水洗いが可能です。

この洗浄作業の際は、ダイヤフラムを傷つけないように注意が必要です。

 
水洗い可能な調圧器 

写真3 水洗い可能な調圧器

 

画像ダイヤフラム

ダイヤフラム

 
 

 写真4の調圧器は、センサーと調圧部が一体化した調圧器(エアーアドミッションタイプ)で、殆どの機種で水洗いが出来ません。このタイプはフィルターが汚れたらコンプレッサーなどを用いて、エアーで吹き飛ばし清掃します。目詰まりがひどい場合は交換が必要です。

センチネル社の調圧器
写真4 センチネル社の調圧器

 

このように調圧器によっては、洗浄が困難な機種もあるので、記載された調圧器以外の機種は、マニュアルを確認するか、メーカー担当者に相談して下さい。

また、長期間、清掃していないなど、極端に汚れている場合は、清掃により設定真空圧が変わってしまう場合があります。清掃後、真空圧の確認をして下さい。

 

○ 最後に

 

調圧器の洗浄は、ほとんどの機種で月1回以上必要とマニュアルに記載されています。また、年1回程度の消耗部品の交換を必要とする機種も多く、定期的なメンテナンスが必要とされています。

今一度、取扱説明書を確認して下さい。

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