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最終更新日:2018年12月03日(月)


根室農業改良普及センター営農技術情報 平成25年2月


牛舎に長くいるからこそ、冬の換気が重要!
                        
(平成25年2月)

 冬期間は、水道凍結防止や搾乳作業時の寒さなどから、牛舎の窓や扉は閉め切りがちになります。
 しかし、寒いときに牛舎を閉め切ると牛舎内の湿気や臭気等が天井付近に溜まります。特に冬はアンモニア濃度が高まりやすいので注意が必要です(図1)。

 

画像図1 牛舎内アンモニア濃度の推移

図1 牛舎内アンモニア濃度の推移

(2012、普及センター調査)

 

 牛が牛舎にいる時間が長いこの時期は、牛舎内の環境が悪化してしまうと牛は長くストレスを受けることになります。

 冬の換気のポイントについて、牛舎を3つのタイプに分けて示します。 

 

1.トンネル換気を利用している牛舎

 
 

 トンネル換気の牛舎では、夏期間より換気扇の台数を制限して稼働したり、インバータ付き換気扇で回転数を調節し、ゆっくり継続的に湿気や臭気を排出します(写真1)。
 換気量を多くしすぎると水周りが凍結しますので、外気温に応じて換気扇の稼働時間や入気口の位置を調節して下さい。
 冬の換気用として、高い位置(入気側の扉の上)に入気口を設置し、外気が直接牛に当たるのを防いでいる事例もあります。

牛体への直接の風は防ぎましょう

 冬期間、乳牛の体温を奪うのは、ただ気温が低いということよりも、牛体に直接あたる風です。外気の取り入れ口として、窓、壁面のカーテンを開ける際には、風を直接当てないことを意識しましょう。 

 

画像1写真1 インバータ付き換気扇で回転数を調節 

 画像2写真1 インバータ付き換気扇で回転数を調節

  写真1 インバータ付き換気扇で回転数を調節

 
 
 2.オープンリッジなど天井に排気口のある牛舎

 

 オープンリッジなど天井に排気口のある牛舎は、オープンイーブ(軒下の入気口)から外気を取り入れ、暖まった空気とともに排出します。
 天井に排気口があってもオープンイーブが無かったり、閉じてしまっていると牛舎内の空気がうまく入れ替わりません。
 入気口として、窓や壁面のカーテンを開けるなどして換気を図りましょう(写真2)。

 

 

画像写真2  壁面のカーテンを開けて入気 
写真2  壁面のカーテンを開けて入気
(カーテンの上側を開けることで牛に直接風が当たらない)
  
 3.天井に排気口を持たない牛舎

 

 天気の良い日中には、南側に面した牛舎の扉や、窓を積極的に開放し、牛舎内の換気に努めましょう。

 

画像写真3 天気の良い日中は南側の扉・窓を開放 
写真3 天気の良い日中は南側の扉・窓を開放

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