スマートデバイス表示はこちら

ホーム > 産業振興部 > 根室農業改良普及センター >  根室農業改良普及センター営農技術情報 平成25年9月


最終更新日:2013年10月01日(火)


根室農業改良普及センター営農技術情報 平成25年9月


飼料作物における秋作業
                                      (平成25年9月)

 9月を迎え、粗飼料収穫も最終局面を迎えております。サイレージ用とうもろこしの収穫作業、草地の雑草防除等について確認しておきましょう。
 

1.サイレージ用とうもろこし収穫

 サイレージ用とうもろこしにおいては、適期収穫(栄養収量が最大となる黄熟期)を心がけましょう。登熟状況は、品種間差等が見られるため、ほ場毎に確認し収穫に臨みましょう。
※根腐病の発生を確認した場合は、速やかに収穫作業を開始しましょう。

【破砕処理】
収穫時には、適正な切断長で調製しましょう。
また子実破砕処理が可能な場合は、サイレージ調製時の現場において、子実及びコブ(芯部位)がしっかり破砕されていることを確認し、ハーベスタの調整を行って下さい。(表1参照)  

 表1 ハーベスタの調整例

破砕処理 

熟期 

設定切断長 

ローラ間隙 

 無し

糊熟期~黄熟期 

10mm前後 

 -

完熟期および霜害時 

 5mm前後

 -

 有り

糊熟期 

 19mm

最大 

黄熟期 

2~5mm 

完熟期 

1~3mm 

 

2.経年草地の雑草防除

 ギシギシ類が繁茂している草地においては、計画的な雑草処理を行い、植生良好な草地維持に努めましょう。ギシギシ類の葉が手のひらサイズに展葉した、草丈15cm~20cm頃が除草剤散布の目安となります。

 

表2 草地におけるギシギシの秋処理

除草剤(商品名) 

10a使用量 

使用方法 

使用上の注意事項 

アージラン液剤   新播草地
→200~300ml
・ギシギシ類の栄養成長期。
・10月上~中旬。 
・重複掛けに注意する。
・最終採草後に散布。
・散布後14日間は採草放牧しない。
 経年草地
→300~400ml
ハーモニー75DF水和剤(*)   新播草地
→0.5~1.0グラム 
(散布水量100L)
・採草・放牧21日前まで。
・イネ科・アルファルファ混播草地。
・クローバに薬害が著しい。
・専用洗剤で洗浄する。 
 経年草地
→3グラム
(*)本剤散布に用いたタンクやホース内に薬液が残らないよう使用後速やかに専用の洗剤で洗浄する。

 

3.心土破砕

 近年、根釧地域のサイレージ用とうもろこしにおいて、すす紋病・根腐病等が多発しています。両病害発生の共通因子の一つとして、土壌の多湿があげられています。土壌排水性を確保し、これら病害の蔓延を防ぐためには「心土破砕」が有効な手段となります。(図1参照) 

 
 ※ 高低差
    右上 > 右下 ≧ ガリー発生部 ≧ 左上 ≧ 左下
図1 心土破砕施工例(平面図)  
 ※ガリー~融雪時期や降雨時に、水の流れに沿ってできる溝。

図1 心土破砕施工例(平面図)
(網走農業改良普及センターH18年11月技術対策より)

 一方、水の逃げ道を確保していない心土破砕は、かえって滞水する原因となります。明渠等を清掃あるいは新設し(写真1参照)、心土破砕処理を行いましょう。

写真1 新設した明渠
写真1 新設した明渠
 

 

4.自給肥料の散布

 堆肥やスラリー・牛尿は、肥料成分が多く含まれる有益な自給肥料です。散布に当たっては、「家畜排せつ物の管理の適正化及び利用の促進に関する法律」等の法令を遵守し、有効に活用しましょう。

  根室農業改良普及センターのTOPページへ
 営農技術情報の目次へ