根室農業改良普及センター営農技術情報 平成26年4月
春先の草地管理について
(平成26年04月)
春先の草地管理は1番草の収量やサイレージの品質に大きく影響を及ぼします。ほ場管理をしっかり実施して高品質な牧草を収穫しましょう! | ||
1 早春の施肥について | ||
チモシーは萌芽期に分げつ茎(新しい芽)を形成します(写真1)。これが成長して1番草になります。分げつ茎がたくさん作られるほど1番草の収量は多くなります。 |
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写真1 萌芽期の分けつ茎の形成 |
図1 早春の施肥時期が1番草収量、有穂茎数に及 ぼす影響
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2 パスチャーハローの活用 | ||
パスチャーハローは堆肥の塊や前年の2番草収穫後に伸びた残草の枯れ草を、ほぐして散らす役割があります(写真2)。堆肥の塊をそのままの状態で放置すると、その下にある牧草は枯れてしまいます。また、堆肥の塊や枯れ草が1番草収穫時にサイレージに混入すると、発酵品質に影響を及ぼします。施肥前の4月中にパスチャーハローを活用してみてはいかがでしょうか? |
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写真2 枯れ草、堆肥塊を散らす! |
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3 草地、作業機の再確認 | ||
草地に入れるようになったらスムーズに作業を進められるように今からトラクタ、作業機の点検整備を実施しましょう!(写真3) |
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農作業事故には十分気をつけて作業を進めて下さい。 |
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