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最終更新日:2014年11月14日(金)


根室農業改良普及センター営農技術情報 平成26年11月


 

Let's Try 石灰乳塗布
                                      (平成26年11月)

冬に向かって日の長さが徐々に短くなっています。「牛舎が暗い…」と感じている方はいませんか?また、寒くなってくると「子牛の下痢が増える…」と感じている方はいませんか?実際に、夏の温かい時期に比べ冬に向かって子牛の下痢の発症件数は多くなる傾向にあります。これら二つの対策として「石灰乳塗布」をやってみませんか。

石灰乳塗布の効果
消毒効果
カーフハッチへの石灰乳塗布は、下痢対策として知られています。
石灰は強アルカリ性であるため消毒効果があり、また同時に菌を封じ込めるという効果も期待できます。
牛舎が明るくなる
牛舎が明るくなることにより、搾乳時、乳頭に付着した汚れが発見しやすくなったり、飼槽掃除や給餌がしやすい等、作業の効率と質の向上が期待できます。 
方法
牛舎内の石灰乳塗布は機械を使うのが一般的ですが、手作業でも行うことができます(機械による塗布は、家畜自営防疫対策協議会や農協等にお問い合わせ下さい)。
<用意するもの> (写真1)

  ・ ドロマイト石灰※
  ・ ペンキ塗り用のハケやブラシ
  ・ バケツ(使い古しのドラム缶、ドロマイト系ならポリバケツでも可)
  ・ 混ぜるための棒
  ・ ほうき等掃除用具
  ・ ゴーグル、マスク、厚手のゴム手袋
   (目に入ったり、吸い込んだり、皮膚等に直接触れないため)

※ドロマイト石灰について
水を加えても発熱せず、ダマになりにくいため手軽に使えます。付着性も強く、初めて行う方にも好適です。 

用意するもの

写真1 用意するもの

<手順> (写真2)

(1)牛が近くにいれば、牛を移動させる。ウォーターカップや飼槽、電気系統等は石灰乳 がかからないよう新聞紙等で覆う。
(2)塗る面の表面についた汚れを落とす(表面の汚れを落とすと付着性が向上します)。
(3)石灰を棒で混ぜながら水に溶かし石灰乳を作る(ドロドロしすぎると乾燥後はがれやすくなるため注意する。目安は、ドロマイト石灰の場合、水:石灰=2:1)。
(4)ハケやブラシを使って塗る。

手順

写真2 手順

<注意>
残った石灰は強アルカリ性なので、牛床に直接使用することは不適です(乳頭が荒れる原因となります)。通路や農場出入り口等に散布して下さい。
※生石灰を使う場合には発熱しますので、温度が下がってから塗布します。万一、手についた場合にはすぐに水かぬるま湯で洗い流して、市販のハンドクリーム(やけど用)を塗りましょう。
石灰塗布後の牛舎は明るく衛生的で、牛だけでなく作業する人にも気持ち良く作業ができるなどの効果をもたらします(写真3)

石灰乳塗布前後の変化

写真3 石灰乳塗布前後の変化

詳細は普及センターまでお問い合わせ下さい。

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