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最終更新日:2015年3月16日(月)


根室農業改良普及センター営農技術情報 平成27年3月


 

乾乳期の管理~DMIの低下を防ぐ~
                                      (平成27年 3月)

  乾乳期管理において、「乾物摂取量(DMI)を最大にすること=食いを落とさないこと」が大切です。DMIに影響する要因は三つあります(図1)。
 DMIは生理的にも低下しますが、最小限に食い止めることが大切です。「環境」と「過肥」の対策を検討しましょう。

DMI変動の要因 図1 DMI変動の要因

1 環境
  DMIを落とさないために、牛がストレス無く採食・飲水できる環境を目指しましょう。 
 充分な飼槽幅の確保

  弱い牛でも充分採食できるように、充分な飼槽幅を確保しましょう。全頭並んで採食
 できる飼槽幅を確保することが大切です(写真1)。

十分な飼槽幅 写真1 最大頭数時でも1頭あたり70cm確保でき
                    ている例

 水槽の設置

   水を充分飲めることは、採食意欲(DMI)の向上につながります。広い間口に加え、
 定期的に掃除してあると理想的です(写真2)

 水が十分に飲める 写真2 余裕をもった飲水スペース、飲水量も充
                                         分に確保

  屋外飼槽周辺の泥ねい化対策

  屋外飼槽で、牛が立つ場所の泥ねい化を防ぐことで、DMIは高まります。コンクリート 
 や火山灰で整備したり、こまめな除ふんを行いましょう(写真3)。

 屋外飼槽のコンクリ整備 写真3 飼槽前の牛が立つ位置はコンクリートで
                                         
整備

  広い場所で自由に行動させる
  乾乳牛は生理的なDMI低下に加え、狭い場所でストレスを受けると更にDMIが低下し 
 てしまいます。乾乳牛の飼養場所周辺に、パドックとして使えそうな場所がある場合、活
 用を検討しましょう。
2 過肥 
   泌乳後期の過剰なエネルギー摂取は、過肥につながります。
 過肥の状態のまま乾乳期を過ごすと、DMIの低下が引き金となって、周産期疾病や分
 娩後の生産性低下につながる可能性があります。
  泌乳後期からの管理のポイントは、次のとおりです。
 ◎牛の状態を確認しましょう
  牛の太り具合は、腰角と坐骨の肉付きで判断します。写真4の上段は太りすぎ、下段  
 は適正な状態です。
 太り具合のチェック 写真4 太りすぎの牛はいませんか
  太り具合の調整は泌乳後期から
   泌乳後期は乳量に対してエネルギー量が過剰にならないよう、配合の量などを調整
  しましょう。
  乾乳期の盗食は過肥のもと~つなぎ飼いの場合~
  乾乳牛の盗食防止のために、つなぎ替えて搾乳牛から離す、仕切り板の設置、一頭 
 分空けるなどの工夫をしましょう(写真5)。
 盗食防止対策 写真5 1頭分空けて仕切り板を設置

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