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最終更新日:2015年12月16日(水)


根室農業改良普及センター営農技術情報 平成27年12月


 

冬期間の牛舎環境 ~ 冬こそ換気を意識しよう!~
                                      (平成27年12月)

 牛舎を閉め切りがちになる冬がやってきました。ほとんどの牛が一日中を牛舎で過ごすことになります。冬は、牛舎環境が生産性に大きく影響を及ぼします。冬期間の牛舎環境を今いちど確認してみませんか。 
 
冬こそ換気が大切

 牛の呼気やふん尿からの水分、アンモニア、ホコリなどで、牛舎の空気はすぐに汚れます。このとき換気が不十分だと、次のようなことが起こります。
・牛舎内の湿度が上がり、牛床が乾きにくくなる(乳房炎の原因に)
・湿度が上がることで結露が発生、窓が凍り付き開かなくなる(さらに換気不足に)
・ホコリやアンモニア濃度が上昇し、呼吸器病の原因になる(特に若齢牛には影響 
  大)
 

冬の換気方法    

 牛の体に直接風を当てることなく、ゆっくりと牛舎内全体の空気を入れ換えることがポイントになります。
 
 【つなぎ牛舎】
 換気扇は回っていますか?
  せっかく牛舎に換気扇を設置しているのに、冬になると回さなくなっていませんか?
冬の換気にこそ換気扇が必要です。常時ゆっくり回して牛舎の換気を行いましょう(写真1)。

 換気扇をゆっくり回す

写真1 常時、換気扇をゆっくり回して排気する

 
  牛舎を閉め切ったまま換気扇を回しても、汚れた空気をかき回すだけです。汚れた空気を排出し、新鮮な空気を取り込むために、ウォーターカップが凍らない程度に窓や扉は開けておきましょう。
 
 いちど窓を閉め切ると結露で窓が凍り付き、一冬中開けられなくなるおそれがあります。
  風雪の強い日でも、窓は開けたままにしておき、使い終わった紙袋を窓の開いた部分に詰め込んで工夫している事例があります(写真2)
                   窓の隙間に紙袋

写真2 風雪の強い日は使い終わった紙袋を再利用
(窓の隙間に詰める) 

 
  換気扇のない牛舎でも、暖かい日や日の当たる昼間は窓扉を開放するなど、こまめに開け閉めをしながらできるだけ新鮮な空気を取り込みましょう。
 
 【フリーストール牛舎】
 牛舎は閉めきらないように!
  汚れた空気(牛の体温で暖まった空気)は上昇し、屋根の開口部から排出されます(図1)。屋根の開口部は閉めきらないようにしましょう!

 FS換気構造

 図1 フリーストール牛舎の換気構造

  屋根の開口部を開放すること(排気)と同時に重要なのが、新鮮な空気を取り込むこと(入気)です。
  牛舎全体の空気を入れ換えるためには、入気部分はできるだけ牛舎の長さいっぱいに細長く必要です。
牛の体に直接風が当たらないよう側面のカーテン上部などを少し開けて新鮮な空気を取り込みましょう(写真3)。  

カーテン上部を開ける

 写真3 牛舎側面のカーテン上部を開けて入気する

 

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