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最終更新日:2017年1月14日(土)


根室農業改良普及センター営農技術情報 平成29年1月


 

探してみよう、乾乳期にできること!                               
                                             (平成29年1月)

  平成28年11月に北根室地区農業改良協議会が主催した酪農セミナーの内容から、乾乳管理のポイントをまとめました。ほ場作業が落ち着く冬の間に、乾乳管理について、もう一度見直してみましょう!

タイトル挿絵
 
ポイント1 「栄養」
代謝タンパク質(飼料由来のタンパク質+反芻胃内の微生物由来のタンパク質)を充足させる
  乾物摂取量を大きく低下させないことが大前提ですが、タンパク質も胎児の成長や、分娩後に備えた筋肉の保持のために重要です。太りすぎないようにエネルギーを抑えつつ、粗飼料の栄養価に応じた単味飼料を給与して代謝タンパク質を充足させましょう。
 
良質な粗飼料を与える 
    酪酸が検出されたサイレージの給与は、ケトーシスのリスクを高めます。良質なものがない場合は、乾草の併給などの対策を考えましょう。
 
ポイント2 「施設」
雪の吹き込み対策
   軒下から雪が吹き込む環境では、牛舎内を快適には保てません。牛舎の新築時に限られますが、軒の開口部に図のような吹き込み防止板を取り付ければ、雪の吹き込みを解消できます。

図1

冬のフリーバーンは要注意! 
  コンクリ-トの上の敷料は、下からだんだんと凍結していることもあります。マットの敷設(写真)によって底冷えを防げば、母牛の横臥時間が増え、子宮への血流と胎児への栄養供給が増加するので、死産のリスクを低減できます。

写真1

暑熱対策

   乾乳期間中の暑熱対策は乾物摂取量の増加につながり、分娩後のトラブル減少や乳量アップが期待できます。春先にすぐに対策できるよう、換気扇や遮光ネットの取付を検討しておきましょう。
 
ポイント3 「管理」           
周産期の過密は厳禁!
  起立不能や第四胃変位の発生リスクは、休息スペースが狭いと高くなります。            
 
敷料は厚く敷く!
  起立不能の発生リスクは、飼養密度が狭くても敷料が厚ければ(15cm以上)リスクが下がる傾向もあります(根釧農試アンケート調査より)。どうしても混雑する時期は、敷料を厚くするなどの管理で、トラブルを回避しましょう!
 
ぼーっと立っている牛は要注意! 
  乾乳牛は、寝ているか、起きて食べるか反芻しているか、常に何かの行動をとっているべきです。ぼーっと立っている牛がいる場合は、必ず理由があるはずです。ストレスなく「寝て」「起きて」「食える」環境か、もう一度チェックしてみましょう!
 

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