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最終更新日:2017年9月15日(金)


根室農業改良普及センター営農技術情報 平成29年9月


 

秋の草地管理について                        
                                                                                                (平成29年9月)

  最終番草の収穫を終え、秋の草地管理は、来年の良質な粗飼料生産を行う上で重要です。今回はそのポイントについて説明します。
 
石灰質資材の散布
  草地は更新して年数が経つにつれ、土壌が酸性化に進む傾向にあります。これは窒素肥料の施用により酸性化が促進されるためで、酸性化が進むと、牧草の養分吸収効率の低下など、牧草が生育しにくい環境になります。その結果、収量の低下や植生の悪化につながります。土壌のpH5.5を下回らないよう、タンカルであれば年間40kg/10a程度(2~3年分を一括施用も可)を目安に散布しましょう。
 
草地の通気性などの改善
  収穫作業で大型機械の走行が繰り返されると、草地の土壌は硬く締まり、通気性が低下します。エアレーション(リノベーターなど専用の機械でルートマットを切断して、土壌の通気性を改善すること)で、牧草の活性を高めることができます。

写真1

写真1 リノベーターを活用した事例

 
雑草(ギシギシ)対策

   ギシギシの目立つ草地は、最終番草を収穫して、ギシギシの葉が数枚展開してきた頃、または葉の大きさが手のひら大に生育したタイミング(写真2)で、ハーモニーやアージランなどの専用の除草剤を散布しましょう(表1)。
   この時期のギシギシは冬に向けて養分を根に貯めようとします。このタイミングで除草剤を散布すると、根までしっかり効かせることができます。しかし、気温が低すぎると葉面からの吸収が低下するため、降霜までに散布を終えるようにしましょう。


 写真2

写真2 葉が展開してきたギシギシ

 
        表1 除草剤の使用量と注意事項

表1                                                                                                                                                                            北海道農作物病害虫・雑草防除ガイドより引用

 
土壌診断を行う
  土壌診断を行い、草地更新や、施肥設計に役立てましょう。肥料費の節減や収量向上にもつながった事例もあります。土壌診断の土壌を採取するタイミングは、最終番草収穫後からスラリーや堆肥を散布する前までです。
 
   

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