スマートデバイス表示はこちら

ホーム > 産業振興部 > 根室農業改良普及センター >  根室農業改良普及センター営農技術情報 平成29年10月


最終更新日:2017年10月14日(土)


根室農業改良普及センター営農技術情報 平成29年10月


 

中長期計画を考慮した営農を!                        
                                                                                                (平成29年10月)

 今年も残すところ2ヶ月あまりになり、営農計画をたてる時期が近づいてきました。『去年と同じ』ではなく、農場・生活の中長期計画に基づき、実践的な計画をたてましょう。
 
中長期設計を立ててみよう
 一般的に体力があり、最も働ける時期と家計費がピークを迎える時期とは数年の開きがあります。ライフサイクル(結婚、教育前期・後期、老後)に応じた家計向け支出の変動を考慮し、次のような手順で中長期計画をたて、営農計画に反映させます。
 
 ・ 農業収入・農業支出・償還計画・家計仕向可能額などから、我が家の経済の流れを把握します
 

図1

 図1 労働力と支出の推移

 
 ・ 子供の教育・結婚・自立・耐久消費財の買い換えなど家族一人ひとりの予定を年別に書き出します
 ・ その生活設計項目の実現のためには、いつ頃どれくらいの資金が必要かを把握します
 ・ 万が一に備える生命・共済保険や、老後の生活に備える年金の加入額や受給額について調べます
 ・ 労働力の変化を把握します。
 ・ 予定されている農業部門での投資と償還計画を把握します
 ・ 目標とする所得を算出し、作業体系の変更や経営規模再検討・投資計画の見直しなどを行います
 

図2

 図2 中長期計画の例

 
  投資計画を作成する場合、資金のショートを防ぐために生活面・経営面含め、大きな支出が重ならないようにすることが必要です。
 
中長期計画に盛り込むこと
目指す姿・ビジョン
 経営の目指す姿やライフスタイルなど、夢の実現のための資金です。
機械・施設の更新
 機械や牛舎はいつまでも今と同様に使えるわけではありません。将来の更新に備える必要があります。
労働力の低下への備え
 加齢による体力低下や両親のリタイヤなど、農場の労働力は変化します。一方で労働力の補填のため、求人を出しても人員の確保が難しい状況が続いています。
 経営規模や作業体系の見直し、投資をして省力化をするなどの対策も考える必要があります。
家計費の増加に対する備え
 家計費を考える際の柱は結婚・子供の教育・住宅です。特に子供の教育は家計費を大きく圧迫する要因の一つです。
 管外の高校や大学等に進学する場合、学費の他に生活費の負担も大きくなっています。
 

表1 大学進学にかかる支出の試算

表1

 
営農計画に反映させる

中長期計画ができたら、次年度の計画を具体的にたてます。
将来計画を達成するための目標所得を設定します。所得目標を達成するために導入する作業体系や生産技術について検討し、そのためにかかる支出も計上します。特に、一頭当たりの投資額が大きい場合は高い生産性が求められます。

 
   

農業改良普及センターのTOPページへ
営農技術情報の目次へ