5 繁殖の良い農家の管理のポイント |
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繁殖成績の良い農家は図1のことを意識し、実践していることがわかりました。 |
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(1)牛が発情行動を示す |
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発情を発見し受胎させるためには、「牛の発情が予定どおり来る」ことが必要です。成績の良い農家では、飼養管理技術の水準が高く、分娩前後の管理をしっかりとしていることから、卵巣と子宮の回復も順調に進み、牛が明確な「発情兆候」を示しています。 |
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(2) 早期発見 | |||||||||||||||||||||||||||
繁殖成績の良い農家では、乳牛の「発情」「再発情」の2つを発見するために「発情兆候をいつ見るか、何を見るか」が決められていました(図2)。 また、繁殖管理の全体について把握している責任者がいることも共通しています。 |
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(3) 初回授精日数(早く付ける) | |||||||||||||||||||||||||||
成績の良い農家では、「初回発情」とそれに続く「2回目の発情」を特に注意して確認しています。この発情を確実に発見し授精することで、初回授精日数が短くなり分娩間隔1年1産を達成しています(図3)。 | |||||||||||||||||||||||||||
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(4) 正確な記録 | |||||||||||||||||||||||||||
成績の良い農家には、繁殖に関わる情報を記録する習慣がしっかりしていました。「どんな情報を」「誰が」「どのように(何に)」記録するかが発情を見つけ出し授精するカギとなっています。(図4) | |||||||||||||||||||||||||||
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