7 乳房炎予防のためのミルカー管理 |
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乳房炎は乳頭口からの菌の侵入で起こります。乳頭口が傷んでいると、菌の侵入する危険性が高くなります。乳房炎を防ぐには、乳頭口を傷めないということが重要です。搾乳立会を通して様々な問題点が見られますが、その中でも、ミルカーの管理について説明します。 |
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(1) ゴム類の交換
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(2) ミルクホースの長さの調整 搾った牛乳がクローから配管に行くとき、真空圧に差が生じます。ここでミルクホースが長すぎると、この差が大きくなり、乳頭にかかる真空圧(クロー内圧)も低くなります。これは、過搾乳につながり、乳頭口を傷めることになります。また、長すぎると、ユニットを正しい位置に装着できず、ライナースリップが起きやすくなります。
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(3) ミルクインレットの向き | ||||||||||
現 況→向きが、配管の真横だったり、真上になっている場合があります(写真3)。クロー内真空圧が不安定になり、乳頭口を傷める原因となります。 改善点→正しい向きは、時計の時針で11時(逆から見た場合、1時)の向き(図2)なので、確認します。 |
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