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雑草の侵入経路から考えると、次の対策が必要です。 ○ 雑草種子の侵入を防止する。 ○ 雑草を増やさない。 ○ 生えているものは枯らす。 |
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(1) 経年草地の維持管理 |
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ア 裸地を作らない
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イ 牧草の生育阻害の防止 |
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採草地では刈り遅れると下草がムレて、特に、クローバが死滅する場合があります。このような状況では、牧草の密度が低下しますので、雑草が侵入しやすくなります。 |
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ウ 雑草種子を結実させない |
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雑草は一般的にチモシーより生育が早いため、刈り遅れると結実し種子からの繁殖が容易になります。雑草種子が結実する前に刈り取りましょう。 |
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エ 適正な施肥 |
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牧草は通常、雑草より再生力が弱く適正な肥料養分が供給されないと、雑草との競合力が低下します。このため、肥料養分が少ない草地では雑草が優先しやすくなります。また、種子から発芽する雑草は発芽に光を必要とするため、的確な肥培管理で牧草密度を高めておくと、雑草種子の発芽を抑制できます。 | |||||||
オ ふん尿散布時の注意 |
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堆肥は「糞の塊」が多いと、局部的に牧草が消滅し裸地が発生します。散布方法の改善やパスチャーハローを活用して下さい。 |
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カ 除草剤による駆除 |
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ギシギシ類は、牧草生育期間中でも除草剤による駆除が可能です。 | |||||||
(2) 堆肥からの雑草種子侵入
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(3) 新播草地の雑草 | |||||||
新播草地の雑草対策は、今のところ播種床造成処理が最も効果的だと思われます。しかし、播種床造成処理ができなかったり、行っても雑草が生えてきた場合は掃除刈りが必要です。 |
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