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(1) 新しい草地だけど、ギシギシだらけになってしまった草地 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
草地の状態に応じた除草剤選定、散布及び追播時期を下表にまとめました。(表2) 春先の追播は、牧草の芽は出てきますが既存草や雑草との競合に負けてしまい定着しづらいので避けて下さい。 また、追播後、実生のギシギシが多く見られる場合は翌年の春に除草剤を散布して下さい。 |
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表2 草地状態別の除草剤散布、追播行程
*アージランの年間散布回数は1回です。 |
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地下茎型イネ科草が少なく、適正な時期であれば、アージランと追播の併用で効果的に植生改善ができます。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
(2) 経年化して、シバムギやリードカナリーグラスなど地下茎型雑草が目立つ草地 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
図3 除草剤を使用しない簡易更新(チモシー導入)による地下茎型イネ科雑草の割合とその施工効果 (根釧農試 2005) |
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このグラフでは、除草剤を使用しないで行なった簡易更新の過去の事例から、施工時のシバムギやリードカナリーグラス等の割合と、翌年のチモシー割合を表わしたものです。更新に失敗した事例(赤枠内)は、施工時の地下茎型雑草の割合が50%以上と高かったことがわかります。 対して、更新に成功した事例(青枠内)では、施工当年の地下茎型雑草の割合は40%以下です。翌年チモシーの割合を50%以上にするには、統計的手法によると30%以下(橙色の線)である必要があることがわかります。 ということは、シバムギやリードカナリーグラスなど地下茎型イネ科雑草が半分以上優占した草地の回復を図るためには、グリホサート系除草剤により枯殺してから施工しないと、翌年の植生回復は望めないことになります。 |
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作溝法の場合ルートマットが厚いと、追播時にめくれあがる可能性があります。その場合は、作業速度を遅くするとともに、コールタとオープナが一直線になるように機械の調整をしっかり行って下さい。 |
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