平成18年度 グラスランド2 草地の維持と植生の回復を図るには 追播機の特徴

 

p00.gif    平成18年営農改善資料
    発行:北根室地区農業改良協議会
    編集:根室農業改良普及センター北根室支所

 

〔草地の維持と植生の回復を図るには〕


 3 追播機の特徴 

 各機種の特徴は付表2のとおりですが、簡単に紹介すると、以下のとおりです。

 

(1) 作溝法の追播機


ア オーバーシーダ
  10cm間隔で作溝し、15~20mmの深度に播種し、鎮圧します。草地の凹凸にも追随します(写真1、2)。 

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写真1 オーバーシーダ全姿
 

 

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写真2 施工畦幅10cm、播種深20mm
   15cmの凸凹対応 

 イ ハーバーマット
  8cm間隔で作溝し、15mmの深度に播種し、鎮圧します。施工速度が速く、草地の凹凸にも追随します(写真3、4)。

 

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写真3 ハーバーマット全姿
 

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写真4 施工畦幅8cm、播種深15mm

ウ シードマチック
 コールタと独自形状のオープナーで、15cm間隔で作溝、播種します。施肥の有無など機種のバリエーションが豊富です(写真5、6)。
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写真5 シードマチック全姿
 
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写真6 施工畦幅15cm、播種深40mm程度
 
エ パスチャードリル
  コールタと独自形状のオープナーで、18cm間隔で作溝、播種します。施工
 速度が速く、草地の凹凸にも追随します(写真7、8)。 

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写真7 パスチャードリル全姿
 

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 写真8 施工畦幅18cm、播種深40mm程度

オ グレートプレイン
  コールタとオープナーで18cm間隔で作溝、播種し、ディスクで鎮圧します。
 草地の凹凸に追随します(写真9、10)。

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写真9 グレートプレイン全姿
 

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写真10 施工畦幅18cm、播種深0~90mm

 

 (2) 穿孔法の追播機

 ア グランドホッグ
  回転軸に手裏剣状に付いている鉈刃で地表面に穿孔を作り、シードボックスから下がるワイヤの振動で種子を落とします(写真11、12)。

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写真11 グランドホック全姿

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写真12 施工痕、孔深は100mm強
(5回目走行後の状況;鎮圧前)

 (3) 部分耕耘法の追播機
 ア ニプロ
 畦幅は27cm間隔で、15mm幅の回転刃で作溝、播種し、ディスクで鎮圧しますので、溝内の播種牧草の定着密度が高いことが特徴です(写真13,14)。

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写真13 ニプロ全姿

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写真14 施工畦幅27cm、播種深15~30mm 

 

 

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