平成18年度 グラスランド2 付表 除草剤の使用方法

 

 p00.gif    平成18年営農改善資料
    発行:北根室地区農業改良協議会
    編集:根室農業改良普及センター北根室支所

 

〔付表〕

 

1 除草剤の使用方法 

 除草剤の使用方法を「平成18年度農作物病害虫・雑草防除ガイド(北海道)」より抜粋引用し、説明します。

 

(1)草地

1)アージラン液剤 ~ 主な対象雑草 ギシギシ類

    使用時期 10a当たり製品使用量         使用上の注意事項


雑草茎葉散布

・春処理
  5月上~下旬

(ギシギシ類の栄養生長期)

(採草7日前まで) 


 200~300ml
  (水80~100L)

(局所処理
  50~80倍液を
 1株当たり約25ml) 
  1. 当該番草に黄化・生育抑制がみられるので注意する。
  2. 高温時又は降雨前の散布は避ける。
  3. 重複散布は避ける。
  4. 採草・放牧直後の散布は避ける。
    散布後の7日間は放牧・採草は行わない。
  5. 局所散布した周辺の牧草は飼料にしない。

雑草茎葉散布

・秋処理
  10月上~中旬

(ギシギシ類の栄養生長期)
 
 
新播草地
   200~300ml
    (水80~100L)

 経年草地
   300~400ml
    (水80~100L) 
  1. 夏・秋期は種草地への散布はさける。
  2. 当年はギシギシ類の黄化のみで翌年春に枯死する。
  3. 北海道での秋期散布は、最終採草後に行う。
  4. 散布後7日間は放牧を行わない。

2)ハーモニー75DF水和剤 ~ 主な対象雑草 ギシギシ類

    使用時期 10a当たり製品使用量         使用上の注意事項

 

雑草茎葉散布

 夏処理

 秋処理

(採草21日前まで)

 

  3g

  1. イネ科単播経年草地およびアルファルファとの混播草地。
  2. クローバに対する薬害が著しい。
  3. 夏処理についてはイネ科牧草についても生育抑制がみられることがあるが、夏期高温時の薬害の程度はアシュラム剤(アージラン液剤)に比べて少ない。
  4. 本剤散布後21日間は、採草および放牧を行わない。
  5. 散布液の飛散や流出によって有用植物に薬害が生ずることのないよう十分注意して散布すること。
  6. 本剤散布に用いた器具類は、タンクやホース内に薬剤が残らないよう使用後できるだけ早く専用の洗浄剤でよく洗浄し、他の用途に使用する場合、薬害の原因にならないように注意する。

 

 (2)草地更新用地

 

1)ラウンドアップ ~ 主な対象雑草 ギシギシ類・イネ科雑草・広葉雑草

     使用時期    10a当たり製品使用量          使用上の注意事項
雑草茎葉散布

雑草の生育盛期

更新・造成
  10日以前
ギシギシ類
   500~700ml
(通常散布1%又は少量散布)

地下茎イネ科雑草および広葉雑草
   250~500ml
(通常散布0.5%又は少量散布) 
  1. 通常散布は各対象雑草ごとに示された濃度となるよう、水量を50~100Lの範囲で加減する。
  2. 少量散布は各対象雑草とも水量を25~50Lとするが、この場合は専用ノズルを使用する。
は種前
 雑草茎葉散布

は種床の
 雑草発生揃期

は種10日前から
 は種当日まで 
 250~500ml
(100倍液を10a当たり25~50L散布)
  1. 主要雑草が出揃うのを待って処理する。
  2. 砕土・整地は丁寧に行い、処理後は鎮圧以外の表土攪乱を避ける。
  3. 専用ノズルを使用する。
  4. 薬量の増加に伴い、は種牧草の発芽数が減少する傾向が認められるので 10a当たり製品使用量を守る。
  5. 泥炭土での使用は避ける。
 2)ラウンドアップハイロード~主な対象雑草 ギシギシ類・イネ科雑草・広葉雑草             
   使用時期    10a当たり製品使用量          使用上の注意事項
雑草茎葉散布

ギシギシ類の生育盛期

更新・造成
 10日以前
 500~700ml
  (水25~50L)
  1. 刈取り後、前植生の再生を待って処理する。
  2. 専用ノズルを使用する。
雑草茎葉散布

雑草の生育盛期

更新・造成
  10日以前
 500~700ml
  (水25~50L)
は種前雑草茎葉散布

は種床の雑草発生揃期

は種10日前からは種当日まで 
 250~500ml
  (水25~50L)
  1. 主要雑草が出揃うのを待って処理する。
  2. 砕土・整地は丁寧に行い、処理後は鎮圧以外の表土攪乱を避ける。
  3. 専用ノズルを使用する。
  4. 薬量の増加に伴い、は種牧草の発芽
    数が減少する傾向が認められるので
    10a当たり製品使用量を守る。
  5. 泥炭土での使用は避ける。

 

 

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