牛舎で使えるロープワーク
杭や柱に繋留する(カン結び) (H23年)
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牛を杭や柱に繋留する時や子牛の移動時によく用いれらるカン結びの方法をご紹介します。
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カン結び
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○ 杭への繋留1
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1. 輪を作る。
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(1)左手でロープの先端から
1.5m位の所を持ち、右手
は左手から40~50cm右側
に行ったところを持つ。
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(2) 右手ロープを右回りに
ひねりながら輪を作る。
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4.杭の上から重ねた輪を通し |
両端を左右に引っ張り |
完成! |
* このままの状態ではゆるむが、左側のロープが引っ張られている時は、きつく縛られた状態になる。
* 牛の一時的な保定は良いが、長く保定する場合は、もう一度結ぶことが必要。
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○ 杭への繋留2
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(1) ロープを杭の手前
に添える。
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(2) 牛が繋がっているロープ
を杭の上からまわし、
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杭に一巻きした
状態にする
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(3) 右手に持っている杭手前のロープを
右にひねり輪を作る。 |
(4) 出来た輪をそのままの状態(向き、
上下を変えない)で、杭の頭(上)から
通す。 |
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(5) 両端のロープを引っ張って締め、完成。 |
* 奥の牛側のロープがゆるんだ状態で、
結び目を舐められたり、動かされるとゆる
みやすい。
* 牛が奥に引っ張ると締まる。 |
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〔図解〕 |
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(1) 杭の左側のロープを杭にまわしかける |
(2) 右側に輪を作る |
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(3) 作った輪を杭にかける |
(4) 輪を杭にかけ、ロープの先を右に引っ張る |
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(カン結び完成 表)
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( カン結び完成 裏)
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○ 柱への繋留
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(1) ロープを柱の手前に添える。 |
(2) 右手のロープを柱に巻き付け、左手の
ロープの下を通す。
(右手のロープが左手のロープの下にくる) |
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(3) ロープ両端を引っ張る。 |
(4) 右手のロープをもう一度柱に巻き付け。 |
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(5) 右手のロープの上をまたいで柱にできて
いる下の輪に、 |
上から下に向かって通す。 |
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(6) ロープを左右に引っ張り結び目を絞め
完成。 |
完成写真 裏
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〔図解〕 |
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(1) 右側のロープを柱に巻き付け、左側のロープの下をくぐす。 |
(2) 右側のロープをもう一度柱に巻き付ける |
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(3) 杭に巻き付いている下の輪にロープ先端を上から下に通す |
(4) ロープ先端を引っ張って完成 |
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(カン結び完成 表)
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(カン結び完成 裏)
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