食中毒予防のポイント
〈食中毒予防の3原則食中毒菌を「付けない、増やさない、やっつける」〉
食中毒は、その原因となる細菌やウイルスが食べ物に付着し、体内へ侵入することによって発生します。
食中毒を防ぐためには、細菌の場合は
- 細菌に食べ物を「付けない」
- 食べ物に付着した細菌を「増やさない」
- 食べ物や調理器具に付着した細菌を「やっつける」
ということが原則となります。
お肉はよく焼いて食べましょう
夏場は細菌による食中毒が発生しやすくなります。
特に注意したいのが、牛肉や鶏肉などに付着する「腸管出血性大腸菌」や「カンピロバクター」です。
お肉による食中毒予防のポイント
- お肉を焼くトング(はし)と食べるはしを分けましょう
- お肉は十分に加熱しましょう
- 生肉に触れた付け合わせの野菜も十分に加熱してから食べましょう
- 子供や高齢者など抵抗力が低い人は特に注意しましょう
腸管出血性大腸菌について
特徴:感染力が強くごく少量でも感染する。
乳幼児・高齢者がかかると重症になりやすい。
潜伏期間が3~8日と長い。
症状:激しい腹痛、水様性下痢、血便などを引き起こし、重篤化することもある。
カンピロバクターについて
特徴:鶏や牛などの腸管にいる細菌で、
少量の菌数でも食中毒を発生。熱に弱い。
症状:潜伏期間1~7日で発症し、
下痢、腹痛、発熱を引き起こす。