北海道、そして中標津保健所管内においても、梅毒感染者が増加していますので注意が必要です。
梅毒は梅毒トレポネーマという病原菌による感染症で、感染部位に「しこり」や「えぐれ」ができたり、全身に「発疹」などが現れることもありますが、自覚症状がなかったり、症状が出ても判断が難しい場合があります。
【治療について】
早期の適切な抗菌薬治療で完治が可能ですが、十分に治療されないと病気が進行することもあるため、症状がよくなっても自己判断で治療を中断しないことが重要です。
【感染経路、予防方法について】
粘膜や皮膚が、梅毒の病変部位と直接接触することで感染します。具体的には、性器と性器、性器と肛門(アナルセックス)、性器と口の接触(オーラルセックス)等です。治療によって完治した後でも新たに感染することがあり、予防が必要です。感染を予防するには、性行為の時にコンドームを正しく使用することが重要です。
【検査について】
早期に発見し治療を行うために、また、無自覚な感染を防ぐためにも検査を受けることが大切です。
保健所では、検査や匿名での相談を実施しています。感染が心配な方は、中標津保健所HIV等専用電話(0153-72-8022)に連絡してください。