河川環境の保全においては、河畔林などの森林が重要な役割を担っています。ここでは、林務課が実施している「水辺の森づくり」に関する様々な取り組みをご紹介します。

▼ねむろ水辺の森づくりモデル事業(担当:主査(林務))
河川等の水環境の保全を目的とした農地周辺の河畔林等を整備するため、水質保全に有効な簡易な森づくりをモデル的に実施するとともに、今後の森づくりの方向性を検討し、住民や地域の関係者が参加した持続的な森づくりの運動を促進するため、「ねむろ水辺の森づくりモデル事業」を平成18年度から3カ年の予定で、農務課と共同で行っています。
平成18年度は、河畔林の働きや水質浄化機能についてのワークショップを開催し、根室市の水源地である牧の内ダム湖畔において、ヤナギの挿し木によるモデル林の整備を行いました。
 『河畔林のはたらきについて』
講師:道立林業試験場
流域保全科長 長坂 有 氏
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 モデル林整備
場所:根室市牧の内ダム湖畔
樹種・本数:オノエヤナギ・300本
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→平成18年度の取り組み
平成19年度は、初年度に引き続き根室市牧の内においてモデル林の整備を行いました。既存の林帯や風雪の影響による違いを検討するため、条件別に10パターンの試験区を設定しています。
 長い挿し穂によるヤナギの挿し木試験地の設定の様子
場所:根室市牧の内ダム周辺地
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→平成19年度の取り組み
▼河畔林造成のための講習会・研修会の開催(担当:主査(木育推進))
河畔林造成を通じた河川環境の整備を進めるため、講師に道立林業試験場研究職員を招き、河畔林造成に関する技術講習会・研修会を開催しました。
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河畔林造成技術講習会
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河畔林を構成する土壌及び樹木に
関する研修会
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→河畔林造成技術講習会
→河畔林を構成する土壌及び樹木に関する研修会
▼関連ページ
→河川環境の保全
→北の魚つきの森
→管内の試験林・展示林(森林室) ・河畔林造成試験地
・近自然型河畔林造成技術試験林
→環境調和型一次産業推進プロジェクト会議(地域振興部地域政策課)
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