▼「北の魚つきの森」について
河川などの水辺の森林は、水面に陰をつくったり昆虫や落ち葉などの有機物を供給し、魚を含めた多くの水生生物を育んでいます。
このように、魚にとって棲みやすい環境をつくるはたらきが重視されている森林を魚つき林といいます。
→魚をはぐくむ森
北海道においては、「豊かな海と森づくり総合対策事業」のなかで、
・人づくりの推進
・海を育む森づくりの推進
・豊かな海の森づくりの推進
を実施してきました。
その結果、平成8年から12年の実績で、全道で延べ1万7千人が植樹に参加し、河川周辺の森を122ha整備してきました。
これからも各地で海を育む森づくりが進められるように、平成14年度から「北の魚つきの森認定事業」を実施しています。
これは、地域のみなさんが中心となって森づくりを進める際に、道が活動のPRや技術的支援などを行うものです。
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別海町風蓮川上流部
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別海町飛雁川河口
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▼別海町「北の魚つきの森」
根室管内では別海町内全域の森林が、幌内川流域の森林(雄武町)、来拝川流域の森林(乙部町)とともに平成14年に認定されました。
道から認定記念看板を寄贈すると共に、平成15年5月には「北の魚つきの森」認定記念植樹が別海町尾岱沼で行われました。
別海町では、漁協をはじめ数多くの団体が森づくりに取り組んでいます。
こうした団体の代表者等で構成される「別海町『川を考える月間』実行委員会」が中心となって、森を育み川を守る活動を進めています。
構成団体の一つ、「西別川流域コンサート連合実行委員会」では、別海町の「川を考える月間」である毎年5月に、流域各地でのコンサートや川の清掃、植樹祭などを行っています。

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「北の魚つきの森」認定記念植樹
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別海町「北の魚つきの森」概要 |
認定年月日 |
平成14年12月15日 |
面積 |
37,700ha |
所在場所 |
別海町内の森林全域 |
協議会名 |
別海町「川を考える月間」実行委員会 |
活動内容 |
植栽・森の学習会・清掃・募金、活動内容の広報等 |
→別海町「川を考える月間」実行委員会構成団体
▼関連ページ
→北の魚つきの森とは(水産林務部 森林活用課)
→北のみどり情報BOX(水産林務部 森林活用課)
(担当:主査(森林保全)・主査(木育推進))
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