1.課題の背景
○生産規模が大きくなった酪農では、従業員雇用の観点で他産業並の労働条件の整備が必要になっている。
○農業生産工程管理(GAP)の考え方を取り入れることは、生産ロスの低減と農作業の効率化に寄与し、担い手確保に向け職場環境を見直す機会につながると期待されている。
2.活動の経過・成果
(1)地域の現状
令和6年現在の根室管内のJGAP畜産認証農場、団体は8件であり、GLOBALG.A.P.は2件であった(表1)。
令和3~7年で普及センターは7戸でGAPの取組支援を行った。
| 種別 | 根室市 | 別海町 | 中標津町 | 標津町 | 羅臼町 | 計 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| JGAP | 0 | 4 | 4 | 0 | 0 | 8 |
| GLOBALG.A.P. | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 |
(2)A農場に対する支援
【普及センターが取り組んだこと】
根室振興局農務課と連携し、GAP指導人材の育成の一環として、従業員や研修生のために職場環境の整備が検討されていたA農場で実践研修を実施した。
【農場がやったこと】
◎構成員も含めて定期的に集まって各種記録や労働環境 の現状を確認し、分担して整理整頓や必要な記録等の作 成、掲示物など労働環境の「見える化」に取り組んだ。
【普及センターのコメント】
A農場は新規参入であり、新規採用者の従業員が多かったため、JGAP導入を検討し、普及センターはGAPの手法を用いて、農場運営支援に取り組んだ(写真1)。
【農場のコメント】
◎農場関係者はGAPを導入することにより、従業員同士が、農作業安全や帳簿の記録などの共通認識を持つことができたと言う声が聞かれた。
従業員の声・・・事故の再発防止に役立っている。


3.今後の活動
GAPの支援について、令和8年度以降は横断項目のクリーン・有機担当者で対応していく。

