冊子「酪農家の『働き方改革』に向けて」が完成しました!

令和2年から3年間にわたり、根室振興局農務課と根室農業改良普及センターでは根室管内農業支援会議の課題として「省力的家族経営の確立」に向けて取り組みました。

酪農家の『働き方改革』に向けて

根室管内の酪農経営は、年間労働時間が他地域に比べ高水準であり、「働き方改革」に取り組むことが地域の重要な課題です。

「働き方改革」への手がかりとして、「労働実態調査」および「農業者への改善提案」の手法の検討と実践を行いました。この手法を地域の営農指導員に広く活用してもらうことを目的に、このたび、調査手法や調査事例を周知するための冊子や、調査様式をまとめたCD-Rを作成しました。現在管内関係機関に配布しており、労働時間の短縮化、労働負荷の軽減に取り組んでいきたいと思います。

冊子の内容

主な内容として、①調査手法、②データの見える化、③改善事例を収録しています。

労働実態調査は、1日の作業内容を観察し、農場の課題を見つけるための調査です。労働実態調査を実施し、農業者と結果を共有することで、改善策の優先順位を決めることができます。
また改善事例では、搾乳手法を改善したことで1頭当たりの搾乳時間が約半減し、1日の搾乳作業がのべ1時間短縮した事例を載せています。

最後に

普及センターでは、引き続き労働環境改善に向けた支援を行っていきます。

労働実態調査に興味のある方は、農務課または普及センターまでお問い合わせください。

図1 今回作成した冊子「酪農家の『働き方改革』に向けて」

図1 今回作成した冊子「酪農家の『働き方改革』に向けて」

図2 搾乳手法の改善によって1頭当たりの搾乳時間が減少した事例

図2 搾乳手法の改善によって1頭当たりの搾乳時間が減少した事例

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