「食品開発セミナーin根室 ~商品開発力の向上に向けて~」 を開催しました
地域の経済と雇用に大きな役割を果たしている食品工業の振興に向け、地域資源を活用した新商品の開発や、マーケティングなどに取り組む食品企業等の商品開発力の向上に向けて、「食品開発セミナーin根室 ~商品開発力の向上に向けて~」 を開催しました。
【主催】大地みらい信用金庫、北海道立総合研究機構 食品加工研究センター、金融機関食品産業高付加価値化推進プラザ、北海道根室振興局
【後援】根室市、根室商工会議所
【開催日時・会場】平成23年3月17日(木)13:00~15:30
根室グランドホテル(根室市大正町2-2)
【参加者】総数:32名(主催者、講師等を含む)
【開催概要】 主催者あいさつ 北海道立総合研究機構 食品加工研究センター 副所長 吉原 裕
講演(1) 商品開発力の向上に向けて
講師:酪農学園大学酪農学部食品流通学科 教授 鈴木 忠敏 氏
*ライフスタイルの変化が進み、安全に対して厳しい評価の時代になっており、食ビジネス確立のためには、地域ブランドの育成、さらに価値の維持と発展が必要です。国産原材料を使用した新商品の開発、販路の拡大(地産地商)を目指した、道内の食品企業の取り組みを紹介していただきました。
講演(2) ベリーランド北海道を目指して
講師:北海道立総合研究機構 食品加工研究センター 食品バイオ部応用技術グループ
研究参事 田村 吉史
*小果実は寒さに強いことから、北海道には適した果樹です。道内には、ハスカップ、アロニア、シーベリーを始め多くの小果樹が栽培され、いろいろな商品が製造・販売されています。これら小果実の知名度を上げ、北海道を「小果樹王国(ベリーランド北海道)」にする取り組みについて紹介しました。
講師:北海道立総合研究機構 食品加工研究センター 食品バイオ部応用技術グループ
主査 阿部 茂
*低ランクのシロサケの脂肪分が低いことに着目し、採卵後のブナサケを用いて「サケ節」が開発されています。今回は羅臼町において、地域ぐるみで行った「知床羅臼産サケ節」の開発・商品化・普及の取り組み事例について紹介しました。
なお、別途、希望者による個別技術相談会も開催されました。