北方領土返還要求運動啓発車両名称募集事業

北方領土返還要求運動啓発車両の名称募集eto100hidarimuki.jpg

 北方領土対策根室地域本部では、北方領土返還要求運動啓発車両(マイクロバス)を更新するにあたり、新しいバスの名称を皆様から募集しました。 

 北方領土返還要求運動啓発車両(マイクロバス)は、全道で唯一、北方領土返還要求運動啓発車両として北方領土対策根室地域本部に配置され、啓発活動、北方四島交流事業、北方領土墓参、各種北方領土関連行事での団員や関係者送迎などで活躍しています。
 名称は、北方領土に関するもの(島名、地名、動植物名、自然等)が含まれており、北方領土返還要求運動啓発車両としてふさわしいもの(造語でも可)で、北海道内在住の方(年齢不問)を対象に8月1日から31日までの1ヶ月間募集しました。

ico_bar3_12.gif 新名称
えとぴりか3
※選考委員会での審査の結果、残念ながら最優秀受賞作品はありませんでした。そこで、選考委員会では、車両の名称について協議したところ、応募数が多く、北方領土返還要求運動啓発車両として定着している「えとぴりか3」という名称で決定しました。

ico_bar3_12.gif 最優秀賞 賞状及び副賞(図書券1万円)
該当なし

ico_bar3_12.gif 優秀賞 賞状及び副賞(図書券3千円)
・えとぴりか3 作者:小寺秀子さん(中標津町在住)
・ゆめピリカ号 作者:山本友卯花さん(根室市在住)
・ニーナ号 作者:押上恭特さん(根室市在住)
※「えとぴりか3」については5名の応募があったが、抽選を行った結果、優秀賞は小寺秀子さんに決定した。
「えとぴりか3」については、愛着があり、これまでも活躍し、親しみがある作品であるが、単に「名称を引き継いだ方がいい」など、名称そのものに対しての応募由来がしっかりしていない印象を受けた。「ゆめピリカ号」については、名称の由来がしっかりと考えられた作品であり、「北方領土問題を多くの人に知ってもらいたい」という熱意が伝わってくる作品であった。しかしながら、北方領土の返還が「ゆめ」に終わってはいけないという意見が委員の中で多数あった。「ニーナ号」についても、名称の由来がしっかりとしており、2月7日の「北方領土の日」を周知するには適した名称ではあるが、3作品の中で、他の名称の方が優れているとの意見が多かった。

ico_bar3_12.gif 応募作品数
153点(134作品)

ico_bar3_12.gif 選考委員会
開催日時 平成21年9月17日 15時から15時40分
開催
場所 根室市大正町2-12 千島会館

ico_bar3_12.gif 選考委員※役職等はすべて当時のものです。(平成23年3月現在)
選考委員長 吉岡 教之 千島会館館長
選考委員   米谷 隆  北方館館長
         佐々木 清 社団法人北方領土復帰期成同盟根室地方支部事務局長
          佐藤 達雄 北方四島交流センター館長
          岡崎 博繁 根室支庁長

ico_bar3_12.gif 選考委員長総評(吉岡教之委員長)
 北方領土返還要求運動啓発車両の名称として、どのくらいの応募が集まるのかと思っていましたが、今回は150を超えるたくさんの応募をいただきました。色々な世代の人から応募があり、選考委員会では、領土問題に対してどのような意識を持っているのかを興味深く見せてもらいました。
 応募作品を見ると、北方領土に関連する鳥の名称、その他動物、周辺の自然、地名、風土などの名称が多く、現在の「えとぴりか号」同様、ストレートなものが多かったように思いました。
 選考委員会の中では、名称、由来をはじめ、親しみやすさ、独創性や斬新性など、幅広い視点で審査を行いましたが、残念ながら今回については、最優秀賞としての受賞該当作品はありませんでした。
 新名称に関しては、最終選考で残った3作品の中で、応募数が最も多く、かつ多くの人に親しまれている「えとぴりか」という名称を引き継ぐということで委員の意見が一致したため、名称として「えとぴりか3」を選考しました。
 今回、北方領土返還要求運動啓発車両の名称を一般公募するのは初めての試みということで、大変難しい課題の中、多くの応募者が頭を悩ませたと思います。
 皆、真摯に北方領土問題を感じとっていただけたことと思いました。
 新名称である「えとぴりか3」が、先代同様に各地を元気に走り回り、それを見た多くの方々にとって、北方領土問題を身近な問題として考えてもらう一つのきっかけになれば幸いと思います。

ico_bar3_12.gif 出発式

etoshuppatushiki.jpg

 「えとぴりか3」の納車に合わせて、根室支庁(現根室振興局)庁舎前庭で出発式を行いました。
 出発式では、(写真の右から)吉岡「北方領土返還要求運動啓発車両の名称募集」事業選考委員会委員長(社団法人千島歯舞諸島居住者連盟参事、千島会館館長)、岡崎根室支庁長、谷内地域振興部長によるテープカットを行った後、バスは根室市内の啓発活動
へ向け出発しました。

※役職等はすべて当時のものです。(平成23年3月現在)

カテゴリー

cc-by

page top