根室農業改良普及センター営農技術情報 令和1年1月

 営農改善資料発行! 4

 平成30年6月に配布されたこの資料は、将来構想の考え方、労働生産性を考慮した農場全体のシステムのあり方、投資するにあたって事前に準備しておくことについて掲載しています。

 9月から計4回にわたり概要と活用事例の紹介をしています。

 今回は営農改善資料の活用事例について紹介します。

 

活用事例1 「搾乳牛舎建設の検討」

 A農場では経営移譲後、新規投資を考えています。今後の家族の年齢からライフプランを考えて、投資をする際の牛舎形態や労働力、投資額や資金などの話し合いをしました(写真1)。

 

 

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 写真1 家族と関係機関で投資計画打合せ中

 

 

  後継者の声「頭では考えていたが、紙に書くことで搾乳牛舎が具体的になり、家族全員で話し共有の場となりました。」

 

 

活用したページ

1章3  我が家の目標を立ててみよう!(P13~14)

1章4  どんな選択肢・解決策があるか(P15~21)

 

 

活用事例2 「経営移譲後のライフプランの検討」

 B農場は近年経営移譲がされた農場です。移譲後直ちに営農計画で自分や家族の年齢からライフプランを考え、長期の計画と今年1年の営農計画を立てました。

 

 経営者の声「今後の労働力が明確になり、営農計画が立てやすくなりました。」

 

活用したページ

付録1  ライフプランシート(P付録1)

 

 

活用事例3 「育成牛舎建設場所の検討」

 C農場では育成牛舎を新築するため、農場の航空写真(1000分の19に資料の付録を使って、育成牛舎のパーツを配置して、適切な牛舎の向きや位置を検討しました。

 

 経営者の声「これをきっかけに、農場全体のレイアウトや動線を考えることができました。」

 

活用したページ

2章3  農場のレイアウトを考える(P41~44)

付録2  農場レイアウト施設パーツ(P付録2)

 

 

最後に

 

  営農改善資料「わたしの牧場計画」には、これから新規投資を行う農場や経営移譲した農場が、農場の将来を考える上で必要な内容が盛り込まれています。改善資料は、章ごとに分かれているため、必要としている部分だけで活用することもできます。

   今回計4回のシリーズで紹介しましたが、営農改善資料をとおして農場の将来を考えるときに少しでも役立てていただけたら幸いです。

 

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