根室農業改良普及センター営農技術情報 令和6年6月

「ハエ の発生を抑え牛のストレス軽減しましょう」

○ハエ類が、牛伝染性リンパ腫(BLV・牛白血病)等の病原体を媒介することが知られています。
○なかでも「サシバエ」は蛹で越冬した後に春には発生し、夏から秋に被害が多くなります。暑熱期の
 吸血ストレス(被害)が、採食・横臥行動の制限につながり乳生産の低下を助長します。

イエバエ・サシバエの特徴

ジメジメした環境(発生源)・成虫の産卵場所をなくそう!

○見えている成虫は20%ほどで、糞べん・堆肥中に多くの予備群(卵・幼虫・蛹)が隠れています!
○成虫の対策ではハエ取り紙・シートの活用、網戸・防虫ネットの設置と薬剤処理を組み合わせましょう。
 

薬剤(殺虫剤)について

★ 検索サイトで、各製品の使用法・剤型の詳細を閲覧できます  「動物用医薬品データベース」https://www.vm.nval.go.jp

○以下の製品例の使用法は、「噴霧」または「散布」です。用法・用量を遵守し、使用記録を残しましょう。
○ハエの薬剤耐性への対応としては、異なる系統の製品をローテーションすると良いでしょう。

残効が長く発生源の散布にに使用する 「IGR剤」は・・・
 ハエ類幼虫の 脱皮、または蛹 の羽化を阻害 します

カテゴリー

根室農業改良普及センターのカテゴリ

cc-by

page top