「ハエ の発生を抑え牛のストレス軽減しましょう」
○ハエ類が、牛伝染性リンパ腫(BLV・牛白血病)等の病原体を媒介することが知られています。
○なかでも「サシバエ」は蛹で越冬した後に春には発生し、夏から秋に被害が多くなります。暑熱期の
吸血ストレス(被害)が、採食・横臥行動の制限につながり乳生産の低下を助長します。
イエバエ・サシバエの特徴
ジメジメした環境(発生源)・成虫の産卵場所をなくそう!
○見えている成虫は20%ほどで、糞べん・堆肥中に多くの予備群(卵・幼虫・蛹)が隠れています!
○成虫の対策ではハエ取り紙・シートの活用、網戸・防虫ネットの設置と薬剤処理を組み合わせましょう。
薬剤(殺虫剤)について
★ 検索サイトで、各製品の使用法・剤型の詳細を閲覧できます 「動物用医薬品データベース」https://www.vm.nval.go.jp
○以下の製品例の使用法は、「噴霧」または「散布」です。用法・用量を遵守し、使用記録を残しましょう。
○ハエの薬剤耐性への対応としては、異なる系統の製品をローテーションすると良いでしょう。
残効が長く発生源の散布にに使用する「IGR剤」は・・・
ハエ類幼虫の脱皮、または蛹の羽化を阻害します