水槽をきれいにしておくことが、生乳生産にとって重要なことです!水槽掃除は意外と大変。少しでも水槽をきれいにしておくために水槽掃除の予定を組みましょう!
水槽の汚れの原因
- 牛のよだれ・鼻水
- 食べきれなかったエサ
- 糞尿などの牛体の汚れ
- 繁殖した雑菌・カビ類
- 残飼が下に溜まる
- 水槽のぬめりは雑菌やカビの仕業!
きれいな水だとうれしいこと
採食量が増える
飼料1kgを食べるのに、水4~6Lが必要だと言われています。
十分な飲水量が確保されると採食量を落とさずに生乳生産することが出来ます。育成牛・ほ育牛では増体が向上します。
病気のリスクが減る
水槽の中で繁殖した菌によって牛が病気になる可能性があります。
主な病気としてプロトセカ乳房炎やサルモネラ症が挙げられます。水槽は牛の口が直接当たる場所なので急速に伝染しやすいです。
メリハリのある水槽掃除を!
水槽掃除カレンダーの一例を考えました!メリハリをつけて日々の掃除を楽にしましょう!
①毎日の掃除
・水槽の中(水洗いでサッと)
水を抜きながらゴミを取り除きましょう!
手袋(皮むきグローブやアクリルたわしのミトンがあると便利!)を使って、サッと汚れを落としましょう!
お手製のミトン
10日間サボるときれいになるのに1槽3分かかります!
②週1回の掃除
・水槽の中(重曹を使って丁寧に)
・水槽の側面
水槽のぬめりを、重曹を使って丁寧に落としましょう!
牛が舐めやすい水槽の側面も糞尿で汚れているので洗い落としましょう!
ウォーターカップの場合は1週間で1周を目安に!
③季節に1回の掃除
・水槽の中(重曹を使って丁寧に)
・水槽の側面
・ボールタップ周りorベロ裏
水槽のボールタップ周りやウォーターカップのベロ裏には水カビが溜まっています。
ここが汚れているとぱっと見水槽がきれいでも雑菌が繁殖しています。
ボールタップ周りもきれいに!