衛生的乳質改善シリーズ④搾乳手技を見直し、毎日の搾乳時間を短縮!(事例紹介)
スムーズな射乳を促し、搾乳時間を短縮
普及センターでは、このほど家族経営の酪農家の労働改善を支援しました。飼養管理に要している「総労働時間数」を調査し(※1)、その中で改善コストがかからない“搾乳手技”を見直しました。 人と牛との“協働作業”を重視し、家族の協力のもと「ミルカー装着のタイミング」を意識した結果、装着後の乳の出方がスムーズになり、1回あたり搾乳時間は20分短縮しました。
※1:酪農家の『働き方改革』に向けて~将来を見据えた労働改善(2025年3月/普及指導員資料(第55巻) /PDF資料↑
前搾り→乳頭清拭→ミルカー装着
ミルカー離脱
搾乳時間の遅延は“手技”のほか、稼働中の真空度(長すぎるホース)、ライナーゴムの劣化、乳頭のねじれ(搾乳中のクロー位置の調整不良)等の要因も考えられます。 搾乳作業で気になる点があれば、普及センター(関係機関)へご相談ください。

