抗生物質混入事故にご注意!
粗飼料収穫や肥料散布など、圃場作業が最盛期となっています。圃場作業に加えて、朝と晩は搾乳をしなければなりません。疲れが溜まっていませんか?搾乳作業がおろそかになっていませんか?
疲れているときは集中力が低下しています!!
混入事故は毎年発生しています
根室管内において、抗生物質混入事故は毎年発生しています。H28は12件、H29は11件と、近年増えています(下図)。
バルク乳に混入すると、多額の損失となってしまいます。草地の作業で忙しく、疲れているときこそ要注意です。
抗生物質投与牛は隔離し、マーキングしましょう
足バンドとスプレーの二重で対策 スプレーを目立つようにかける
抗生物質投与牛の上に掲示板を設置 足バンドが汚れたら新しいものと交換
搾乳ロボット体系の場合は、抗生物質投与牛の別搾りをパソコンで設定し忘れたり、別の牛群に移動し忘れたりしないように気をつけましょう。
抗生物質の混入リスクは、「食品の安全性」を脅かす要因となります。また、誤搾乳を防ぐため、作業者の誰が見ても分かるようにマーキングなどを徹底して、少しでも生乳生産ロスを防ぎましょう。
検査キット(ミルクドクター等)も活用してダブルチェックを!
根室農業改良普及センターのTOPページへ
営農技術情報の目次へ