ゴーダチーズ
オランダが原産地の半硬質タイプ。風味まろやか、くせのないチーズで断面に大豆位の穴があり、熟成も2ヶ月位から1年以上の物もあります。熟成が進むにつれて栗にも似たコクのある味となり、クリーミーで、加熱すると伸びるので、いろいろな料理に使われています。
原材料(出来上がり量約1kg)
- 牛乳 10L
- チーズスターター(1%) 100ml
- 塩化カルシウム(0.02%) 2gを湯で溶解
- 粉末レンネット(0.0035%) 0.35gを2%食塩水30mlに溶く
- ※2%食塩水は、水100mlに対し塩小さじ1/2を溶かす
- 塩漬用食塩水(20%) 0.8L の水に塩200gを溶く
《作り方》
①殺菌した原料乳
《原料乳の殺菌方法》参照
②冷却
31℃まで冷却する。
③スターターの添加
スターターを添加しよく撹拌した後60分間静置する。
④塩化カルシウム・レンネット添加
塩化カルシウム、レンネットの順で添加し、よく撹拌する。
⑤静置
牛乳の流れを素早く止め、牛乳が固まるまで約30分間静置する。
⑥カッティング
カードに指を差し込み、牛乳が固まったことを確認し1cm角に切る。
⑦撹拌
カードの破砕と結着に注意して温度31℃に保ち10~15分撹拌する。
⑧1回目ホエー排除
カードが見えるまで(全体の1/3量)ホエーをくみ出す。
⑨加温
80℃の熱湯を注ぎながら31℃から38℃まで加温。(1℃を約3分で加温)
⑩撹拌
38℃を保持しながら1時間撹拌する。
⑪2回目ホエー排除
カードが浸る程度まで(全体の1/2量)のホエーを排除する。
⑫カードブロック形成
チーズバット、鍋などの中で、チーズ重量と同量の重石を約30分かける。
⑬型詰
カードブロックをモールドの大きさに合わせて切り入れる。
⑭予備プレス
モールドに詰めたチーズを20分圧搾する。(チーズ重量の2~3倍)
⑮反転
チーズをモールドから取り出し反転する。
⑯本プレス
約3時間、チーズ重量の5~6倍の重石をかける。(プレス中の室温、約20℃)
⑰冷水浸漬
プレスから外したチーズを、モールドごと約10時間冷水に浸漬する。
⑱塩漬
1kgのチーズ玉で8時間20%の食塩水に漬ける。(室温約10℃)
⑲予備熟成
温度10~12℃湿度80~85%の条件で、一日一回反転する。約10日間塩水で絞った布でチーズを時々拭く。
⑳熟成
温度10℃以下湿度80~85%程度の条件下で約2ヶ月以上熟成する。時々布で拭いたり、反転する。