《工夫事例》
事例1:チーズバット
ストリングチーズは湯せんで加温していくため、牛乳を入れる内容器には熱伝達の良いステンレスなどが適しているようです。
事例2:③スターターの添加
プレーンヨーグルトを使用
市販のプレーンヨーグルトを購入し、直接添加している例が多く見られました。砂糖が入っているものや飲むヨーグルトでもOK。ただし、果肉入りなどは避けて下さい。
注意→ヨーグルトの種類によって使用している菌の違いでチーズに向かない商品もありますので、ご注意下さい。
ダイレクトスターターを使用
最近は培養の必要がなく、直接添加できる粉末状のダイレクトスターターなどもあります。
事例3:⑥カッティング
フライ返しを利用した横切り用カードナイフ
身近な調理器具で代用
事例4:⑦加温
サーモスタットを44℃に設定して加温しています。
撹拌は木べらで行っています。
⑬練圧→⑭ストレッチング→⑮冷却
基本工程⑬~⑮の一連の流れの中で、pH5.2になったカード(ストレッチテストでもち状に伸びる状態のカード)を引きのばすストレッチングの方法を2事例紹介します。
事例7:塩漬
ストリングチーズは熟成を要しないフレッシュタイプのチーズなので、熟成に伴うチーズ特有の『旨味』の生成は期待できません。
そこで、塩漬けの際、グルタミン酸の少量加え、旨味を付けています。
○塩漬用食塩水の割合例
- 水 1L
- 食塩 200g
- グルタミン酸 50g