根室農業改良普及センター刊行物 うしやの醍醐味 《カッテージチーズ工夫事例》

《工夫事例》

事例1:32℃を保持できない場合 常温で発酵させることもできます。

発酵時間とスターターの添加量の違い

発酵温度

常温(22℃)

カッティングまでの時間

14~16時間

スターターの添加量

1%

32℃

カッティングまでの時間

5時間

スターターの添加量

5%

事例2:⑤カッティング・⑥加温をしない場合:クワルク

カッテージチーズは、カッティングしたカード粒を壊さないでホエーを抜いたチーズですが、クワルクは固まったカードを一度かき混ぜてからこし布でつるしてホエーを抜いた、ドイツ産のフレッシュチーズです。

①殺菌した原料乳~④静置

ここまではカッテージチーズと同じ

⑤撹拌

泡立て器で撹拌し、ホエーとカードを混ぜる。

⑥ホエー排除

ザルにこし布をいひき、ホエーとカードの混合液を入れて、ホエーだけを取り除く。

⑦脱水

冷蔵庫に吊して、更に脱水する。

⑧加塩

好みで食塩を加える。

できあがり

事例3:手軽に出来るカッテージチーズ 酸凝固カッテージチーズ

原材料(出来上がり約100g)

  • 牛乳 1L
  • レモン汁または食酢(10%) 100ml
  • 食塩
  • ※アイスクリームやバター用にクリーム層を分離した後の脱脂乳でも作れます。

①殺菌した原料乳

《原料乳の殺菌方法》参照

②冷却

40℃に冷却する。

③酸添加

食酢またはレモン汁を加え良くかき混ぜる。

④静置

40℃で15分静置すると、カードができる。

⑤ホエー排除

十分沈殿してホエーが透き通ってきたら布でこして、ホエーを抜く。

⑥カード粒の水洗

カードを流水中でもみ洗いする。

⑦脱水

十分に水気をしぼる。

⑧加塩

食塩を混ぜる。

できあがり

冷蔵庫で1週間位保存できる。

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