8/18(木)に、地域第一係の重点普及活動を行う根室市和田地域にて、農業者と関係機関職員出席のもと、良質粗飼料生産に向けての情報交換を目的に現地検討会を開催しました。
検討会では、①和田地域の土壌分析結果について、②石灰施用試験と化学肥料減肥試験について、③和田地域の植生調査結果とイネ科強害雑草について、を論点に、普及センターからこれまでの調査データのフィードバックと草地管理についての技術情報提供から、参加農業者との自由討議が行われました(写真1)。
試験ほでの生育状況と植生の確認をしながら、参加した農業者からは、「石灰施用や適正な堆肥散布により、茎のしっかりした予乾調製のしやすい、嗜好性の高い草が収穫できる」、「養分が不足すると牧草が衰退して植生が変わる」、「簡易更新は天候推移や耕起後の排水状況によってはリスクの伴うことでもあり、なかなか取り組めない」などのコメントがありました。
普及センターでは、今後も和田地域の「草づくり・牛づくり・人づくり」について支援していきます。
写真1 普及センターからの試験ほ場の説明