制作発表会
【日時】2月1日(土)13時00分~15時00分
【場所】道立北方四島交流センター(ニ・ホ・ロ)
今回の制作発表会は、約4ヶ月かけて学習教材を制作してきた過程の報告や、苦労した点、学習教材の制作にあたっての感想などを発表したほか、返還要求運動関係者との意見交換会や記者会見などを行いました。
【リハーサル】
制作発表会前に行ったリハーサルでは、発表会での立ち位置や動きを確認したほか、実際に舞台に上がって発表の練習を行うなど、本番に向けて真剣な様子でリハーサルを行っていました。

リハーサルの様子
【制作発表会:主催者及び来賓あいさつ】
はじめに当地域本部千葉本部長から開会のあいさつの後、羅臼町の脇町長及び公益社団法人千島歯舞諸島居住者連盟の河田副理事長からごあいさつをいただきました。

千葉本部長あいさつの様子
|

脇町長あいさつの様子
|

河田副理事長あいさつの様子
|
【制作発表会:参加中学生による発表】
いよいよ参加中学生による学習教材の制作発表が行われました。
参加中学生の皆さんは、堂々とした様子で、学習教材の各ページの説明を行ったほか、制作にあたり苦労した点や、工夫した点、制作を通じて感じた自分たちの北方領土に対する考えなどを発表しました。

制作発表会の様子
【意見交換会】
制作発表会後に行われた意見交換会では、元島民をはじめ返還要求運動関係者の方々などに学習教材について感想や、質問などを伺いました。
関係者を目の前にして直接感想などを聞いた生徒の皆さんは最初はとても不安な様子でしたが、「限られたスペースの中、自分たちの伝えたいことをきちんと掲載しており、内容が豊富な上、読みやすく構成されているところが、非常に素晴らしい。」、「いたるところに若い感性を生かした文言やデザインをちりばめられているところに工夫を感じた。」などと高評価をいただき、ほっと一安心した様子でした。
【出席者(参加中学生除く)】※敬称略
羅臼町長 脇 紀美夫
羅臼町教育委員会教育長 池田 栄寿
(公社)千島歯舞諸島居住者連盟副理事長 河田 弘登志
千島歯舞諸島居住者連盟根室支部長 宮谷内 亮一
千島歯舞諸島居住者連盟別海町支部長 臼田 誠治
千島歯舞諸島居住者連盟中標津支部副支部長 中條 忠男
千島歯舞諸島居住者連盟羅臼支部長 野口 繁正
千島歯舞諸島居住者連盟根室管内青年部連絡協議会事務局長 上月 昭彦
北方領土復帰期成同盟根室地方支部 事務局長 畠山 義治
 
意見交換会の様子
【記者会見】
最後に地元の報道の方へ記者会見を行いました。
記者からの「制作した学習教材は、今後どのように活用していきたいですか?」との質問に、「学校の授業で活用してほしい。」と答えるなど、参加中学生の皆さんは一生懸命質問に答えていました。
最後に参加中学生の皆さんの感想(抜粋)をご紹介します。
羅臼中学校 小川 穂純
四島交流で体験した事などを多くの人に知ってもらいたいと思い、サミット事業に参加しました。同世代の方々に、制作した学習教材を活用して少しでも北方領土に興味をもってもらいたいです。
羅臼中学校 丸山 弘夏
学習教材を制作することはとても大変でしたが、楽しく制作することができました。また、みんなで協力して、わからない所を教え合いながら作業を行うことができました。
羅臼中学校 山田 暁
今回のサミット事業に参加し、元島民から北方領土での暮らしや産業、ソ連軍が上陸してきた時の様子などを聞くことができ、とても感動し、また、深く印象に残りました。
春松中学校 菊池 愛里
少ない作業時間でしたが、楽しく作業を行うことができました。また、四島交流に参加した時の話をみんなでしながら、写真を見せ合うことで、改めて北方領土のことを深く知ることができたと思います。
春松中学校 坂本 菜々花
今回のサミット事業に参加し、今まで知らなかった北方領土の過去の様子などを知ることができました。今後は、参加した四島交流やサミット事業で学んだことを、色々な方々に伝えられるよう、頑張りたいです。

完成品を手に記念撮影 制作発表会に参加された皆さんとの記念撮影
羅臼町の参加中学生が制作した学習教材はこちらから(PDF:2.6MB)
※学習教材に掲載されている全ての写真・図版などを無断で使用することは禁止します。 |